【株の基本!】株式投資とは?

今回は、株式投資の基本について説明していきたいと思います。

株を買うってどういうこと?

株価ってなんでこんなに変わってるの?

株ってどうやって買うのがおすすめなの?

これらの参考になれば幸いです。

株を買うということ

ある企業の株を買うことで、その企業の株主になれると前回お話ししましたが、もっとイメージしやすいようにお話しすると、株を買うこと=その企業のオーナー(所有権者)の一人になるということです。

1株買ったら、その企業が発行している株式数分の1だけ、オーナーになれます。共同オーナーの一人になるわけですね。

例えば三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)は、2025年8月18日時点での価格が2328.5円、時価総額が約28兆円なので、1株買うことで、28兆円分の2328.5円分のオーナーになります。

株主(オーナー)になっていれば、その会社が利益を上げたとき、その株数に応じて分け前である配当金をもらえたり、必要な株数を所有していれば、株主優待をもらうことができます。

株価はなぜ上がったり下がったりするのか

株というと、上の図のようにチャートをイメージする人も少なくないでしょう。

ではなぜ、株価は上がったり下がったりするのでしょうか。

株は買いたい人と売りたい人がいます。買いたい人はお金を、売りたい人は株をそれぞれ出し合って、お互いが納得できる価格にたどり着ければ売買成立=約定(やくじょう)となります。

この時、売りたい人に対して買いたい人が多ければ、買いたい人たちの中で競争が起きます。

例えば現在の価格が1000円で、Aさんが1000円で買いたい、Bさんが1100円でもいいから買いたい、といった場合、売りたい人は当然高い人=Bさんに売りたいですよね。こうしてBさんと売買成立となった時、株価が1000円から1100円に動きます。

こういった売買がたくさん行われて、下のようなチャートとなるわけです(出典:ヤフーファイナンス)。

ちなみに下の棒グラフは出来高と言って、売買が成立した株数を示しています。棒グラフが大きいほど、盛んに売買取引が行われています。

上のグラフでは、2025年4月ごろ出来高が多くなっていますね。アメリカのトランプ政権の関税政策(トランプショック)により、先行き不安から株がどんどん売られ、暴落となりました。

株を所有しているときの暴落はとっても心臓に悪いですが、暴落時の1500円前後で買うことができていれば、現時点では株価が約1.5倍となっており、株購入のチャンスだったことがわかります。この時に買えた人、うらやましいです・・・。

株の楽しみ

株を買って持つことの楽しみは、値上がり益と配当金、そして株主優待でしょう。

値上がり益は、安い時に買って高い時に売った時の差額(譲渡益)です。株で稼ぐといったら最初はこちらをイメージするのではないでしょうか。よくギャンブルと言われますが、適正な銘柄を複数購入し、それを長期で持っていれば、トータルで+にすることは難しくないと思っています。

また配当金は、年に1~2回、会社の利益が株主に分配されるもので、株を持っているだけでお金が入ってくる、ありがたいしくみです。私はこの配当金をメインの目的として投資をしています。投資した金額に対していくらの配当金がもらえるかを表すのが配当利回り(%)で、2~5%前後が多いですが、中には6%を超える配当金を出す企業もあるようです。ただあまりに高配当な銘柄は、罠銘柄=値下がりや配当金の減少(減配)リスクがあるため、注意が必要です。一方で、今は配当利回りが低くても、配当金の増加(増配)の可能性だってあります。こういった銘柄は株価も上昇しやすいので、値上がり益も期待できますよ。

最後に株主優待、これは会社からの株主へのプレゼントになります。株主優待を実施している銘柄の株を一定数以上持っていると、その会社から年に1~2回送られてきます。もらえるものは、QUOカードや店舗の割引券、自社商品詰め合わせセットなどさまざまです。いつも使用している商品だったり、利用している店舗の券がもらえれば、お得でうれしいですよね。株主優待の詳細はヤフーファイナンスなどで見れるほか、「楽しい株主優待&配当」というサイトで株主優待から検索出来たりもします。気になる優待をチェックしてみてください。なお、最低必要株数や必要保有年数などの条件に注意してくださいね。

株の買い方

ここまで株の魅力について述べてきましたが、では株はどうやって買えばいいのでしょうか。

株の買い方はざっくり分けると、①証券会社や銀行の窓口で注文、②証券会社へ電話で注文、③インターネットからネット証券へ注文、の3種になります。その中でおすすめは、③ネット証券への注文になります。おすすめポイントは以下の通りです。

ネット証券のおすすめポイント
  • 口座開設がスマホからすぐできる
  • 手数料が安くコストを抑えられる
  • すばやく売買することができる
  • いい情報を仕入れることができる

まず口座開設ですが、ネット証券は銀行や証券会社の窓口まで行く必要がなく、インターネットで解決します。出かける必要がないのは手間が少なく便利ですよね。

そして大きな利点が手数料が安くコストが抑えられることです。銀行や証券会社窓口などでは、人を介するため人権費が発生し、これが手数料として購入時などに乗っかってきます。これが地味に痛いんですよね。取引するたびに手数料がひかれるので、取引すればするほどコストが積みあがってしまいます。一方でネット証券、例えばSBI証券や楽天証券などは売買手数料0円なので、まったくかかりません。

また窓口や電話での注文は、注文してからそれが反映されるまで、人の手を介するのである程度の時間を必要とします。一方でネット証券は投資家が自分で注文を送れるため、処理が速く、タイムリーな注文が可能です。デイトレードの世界では数秒の差で大きく変わってくるので、タイムラグは致命的です。そうでなくとも、この価格で買いたい!という時に買えないともどかしいですよね。注文は早いほうがいいに決まってます。

最後に、ネット証券会社のほうがいい情報を得やすいです。リアルタイム株価、チャート、出来高などの「生データ」や、企業の決算速報やニュース、アナリストレポートをすぐに閲覧できます。また楽天証券などは銘柄のスクリーニング機能が充実しており、配当利回りやPER、PBRなどの数値から銘柄を絞ることができます。

以上、ネット証券のおすすめポイントをお伝えしてきました。ネット証券といっても現在はいろいろなところがありますので、「ネット証券、おすすめ」などで検索して、手数料比較などをしてみてください。ちなみに僕はSBI証券をメインに使用していますが、楽天証券の口座も持っています。スクリーニング機能がとても便利で、銘柄選びにいいんですよね!口座を持つこと自体は無料なので、気になるネット証券の口座を数社開いて試してみて、使いやすいものをメインに使用していく、の流れで決めるのもありです。

なお、ネット証券の口座を開くなら、一緒に連携するネット銀行を開くのがおすすめです。楽天証券なら楽天銀行、SBI証券なら住信SBIネット銀行です。通常、株を注文するには証券口座への入金が必要ですが、連携する銀行なら預けておくだけで証券口座と自動連携してくれて、わざわざ送金する手間を省くことができます。ぜひ活用してみてください。


以上、株式投資について簡単に説明してきました。

株式投資はネット銀行を使用することで、思ったよりも簡単に株の注文をすることができるので、とにもかくにも、まずはネット証券口座を開いてみてください。

※投資は自己責任でお願いします。

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